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いま、糖質制限がすごい!

4月3日に発売された『いま、糖質制限がすごい!(ぴあMOOK)』をご紹介します。

いま、糖質制限がすごい!

この本は糖質制限について詳しく知りたい一般の方が読むにはかなりいい本だと思います。

字が大きく、絵や写真、図などが豊富で読みやすく理解しやすいです。

糖質制限食のレシピもついており、実践的です。

10分野のプロがそれぞれの視点から糖質制限のすばらしさについて語っていますが、とても分かりやすいです。

このような本が当たり前のように出版され、一般市民にひろく糖質制限食が広まっている現在でも、多くの糖尿病専門医は「糖質制限は長期的な安全性が確かめられていない」として反対もしくは無視しております。

しかし、(怪しい宗教家が言っていることならいざ知らず)科学者である多くの医師が勧めている時代において、「危険だ」「やめた方がいい」というなら、そう主張する責任が問われるはずです。

将来的に、糖質制限食の方がカロリー制限食よりも優れていることが科学的に立証された場合、多くの糖尿病専門医は「糖尿病学会のガイドラインに則っていただけで自分には責任はない」と主張するでしょうが、一人の医師の判断として糖尿病学会のガイドラインを支持したという責任は免れないはずです。

多くの糖尿病専門医や管理栄養士の指導のもと、真面目にカロリー制限食に取り組んだ結果、糖尿病を悪化させた全国の糖尿病患者が「透析が必要になったのは(目が見えなくなったのは)間違った食事指導をされたせいだ」として糖尿病学会および主治医個人を相手に訴訟を起こすというのは十分に考えられることです。

というのも、糖尿病学会やその考えを支持する医師たちの主張は「糖質制限なんかを患者にすすめて何かあったらどうするんだ?その責任は負えるのか?」というものですが、裏を返せば「カロリー制限を指導して患者に何かあったら責任を負う」と言っているのと同じことだからです。だとすれば、カロリー制限をして血液透析に至ったり失明したりした患者さんは「何かあった」といえる状況なので、訴訟を起こされても文句は言えないのです。

「もはやガイドラインにしたがって医療をしていれば責任を問われないという時代ではない」ということを自分自身も肝に銘じて、自分の頭で考えて、責任をもった医療を提供していきたいと考えております。

(投稿者:斉藤 群大)