あったか聴診器
2017.04.06
今日も快晴で、暖かく穏やかな日がつづいています。
とはいっても診療の際に薄着になったり、肌を出したりするとまだまだ寒い時期です。そんな時に、胸に冷たい聴診器を当てられたり、冷たい手で触られたりするのは嫌なものですよね?耐えられないほどではないにしても、自分が患者だったら「もうちょっとなんとかならないの?」って思うはずです。
特に訪問診療では外気の影響をまともに受けるので、何の対策もしなければ、診察の際に手や聴診器が冷え切っているというのもよくあることです。
そこで、シープスキン(羊革)でできたスマホケースにバネ口金を取り付けるなどの工夫をこらし、聴診器を温めるための専用ケースを自作。数年前から愛用しています。中にミニカイロを仕込んでいるので、聴診器は真冬でも暖かい状態を保つことができます。
通常なら「ひやっ」とする聴診器も、これなら「あったかくて気持ちいい~」となります。コストもミニカイロ1個20円程度ですから、我ながら素晴らしいアイディアだと思っております。製品化して全国の在宅医に販売したい気分です。
(投稿者:斉藤 群大)
カテゴリー:在宅医療・訪問診療