宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
整形外科薬の減薬 »
症例:80代男性 在宅医療に至った経緯:6年前に腰部脊柱管狭窄症の手術を受けた。脱水症や誤嚥性肺炎で入院したことで廃用が進み、通院が困難になり在宅医療を希望された。 初診時のADL:車いすに一部介助で移乗し、自走できる … “整形外科薬の減薬” の続きを読む
敗血症は皮膚を診る »
敗血症の定義は、「感染症で臓器障害が起きていること」です。 敗血症は早く対応しなければならず、そのためには、臓器障害が始まっている徴候を見抜かなければなりません。バイタルサインに加えて、身体所見としては、意識障害、尿量低 … “敗血症は皮膚を診る” の続きを読む
体温37℃台の敗血症 »
症例:中心静脈栄養をしている80代男性。尿道カテーテル長期留置中。腎盂腎炎で2回入院歴あり。自宅で療養中。 夜間に37.3℃の発熱がみられるとご家族から電話がありました。 他のバイタルサインを確認すると… 血圧120/9 … “体温37℃台の敗血症” の続きを読む
プライマリ・ケア医のための心房細動入門 »
『プライマリ・ケア医のための心房細動入門 小田倉弘典 日経BP』 訪問診療をしていると心房細動をよくみますが、それもそのはずで、高齢化社会に伴い心房細動の患者数は増加しており、心房細動患者の50%以上は75歳以上とのこと … “プライマリ・ケア医のための心房細動入門” の続きを読む
紹介状の書き方 »
日整会広報室ニュース第124号(令和3年1月15日)を読んでいたら、良い記事がありましたので、抜粋させていただきます。 紹介状は、 ①患者の人柄・職業・家族 ②病歴のポイント、当科の診断・検査所見および治療 ③入院時と退 … “紹介状の書き方” の続きを読む
大転子部2度褥創の症例 »
症例:90代女性 歩行が困難になり訪問診療が開始されました。初診時、右大転子部に2度褥創がみられました。 家族の介護力を考えると、連日の処置は難しいのではないかと判断しました。 あえて処置は指導せず、マットレスを低反発マ … “大転子部2度褥創の症例” の続きを読む