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パルスオキシメーターについて

本日(4/25)楽天のトップページを見ていたら、売れ筋アイテムランキングでパルスオキシメーターが1位になっていました。

おそらく新型コロナウイルス感染症が心配で売れているのだと思いますが、パルスオキシメーターは一般の人は買う必要がないことを解説します。

パルスオキシメーターとは、皮膚を通して動脈血液の酸素飽和度(SpO₂:サチュレーションと呼ばれる)を測定する機械です。

正常値は95~100%です。

それでは、SpO₂が98%だと呼吸状態は大丈夫と言えるでしょうか?

それが言えないのです。

呼吸状態が悪くなると、呼吸回数を増やすことで、体は代償(だいしょう)しようとします。

1分間の呼吸回数は成人では12~15回程度が正常です。

SpO₂が98%であっても、呼吸回数が24回/分であれば呼吸状態は悪いと判断できます。

つまり、SpO₂の値に関わらず、1分間の呼吸回数が20回以上であれば呼吸状態は悪いので病院に行くべきです。

SpO₂の値が正常だからといって様子を見ていると、そのうち呼吸回数で代償できなくなり、SpO₂が低下する頃には、病状は大分進んでいる可能性があります。

呼吸状態を判断するにはパルスオキシメーターは必要なく、時計があれば十分です。

(投稿者:斉藤 揚三)