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医師も介護保険の仕組みを知っていた方が良い

医師は疾病の治療だけではなく、介護保険の仕組みも知っていた方が良いです。

病院の整形外科外来を想定して話を進めます。

腰椎圧迫骨折で痛みのため動けなくなっている患者がいた時に、病棟のベッドが空いていないために、自宅に帰ってもらうということが往々にしてあります。整形外科病棟のベッドは基本的に手術を受ける方のためにあります。手術の必要がない圧迫骨折の方を多く入院させていたら、入院が必要な患者さんが入院できなくなってしまいます。

さて、自宅に帰って寝ていれば、いずれ骨折は治るかもしれませんが、褥創ができたり、廃用が進んで寝たきりになってしまうかもしれません。

それではどうすれば良いのかといえば、介護サービスをうまく利用します。

介護保険を使えば、介護用ベッドや褥創予防の高機能エアマットレス、リハビリのための歩行器などを安く借りられたり、訪問リハビリを導入できたり、家族が自宅でみきれない場合にはショートステイに行くという手もあります。

介護保険を使うためには介護認定を受けておく必要があります。介護認定を受けていなかった場合は、介護認定の申請をアドバイスします。65歳以上であれば、だれでも申請できます(40~64歳でも条件付きで申請できます)。

介護認定により介護度が決まるまでは約1か月かかりますが、認定される前にも見込みで介護サービスを利用できるので、まずは申請しておくことが必要です。

ほとんどの病院にはMSW(医療ソーシャルワーカー)がいて、相談窓口などがあるので、そこで相談するように話しておけば、申請の方法なども教えてくれます。

このような、療養上のアドバイスをすることも医師の大切な役割の一つです。

(投稿者:斉藤 揚三)