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未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」(河合雅司 講談社現代新書)

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この本は、最新の人口統計のデータを用いて、今後の日本の人口や人口構成などを推察し、年表として時系列で、今後何が起きていくのかを分析し書かれた本です。
この本によって未来の世界を予想することができれば、仕事に限らず様々な面で判断が間違わなくなると思います。

日本は世界に類をみないスピードで少子高齢化が進んでいます。そして本書をみるとこの流れは止めることができないことが分かります。合計特殊出生率(1人の女性が生涯に出産する子供数の推計値。2016年は1.44)が2を切ると人口が減少することは当たり前に分かりますが、それがたとえ政策によって改善したところで、そもそも未来の母親となる女児の数が減っているので出生「数」は増えず、人口減は避けられないようです。日本の総人口は100年後には約5060万人。300年後には450万人。西暦3000年には2000人という衝撃の数字が並びます。

医療・介護の分野では団塊の世代が75歳以上となる「2025年問題」という言葉が有名ですが、それよりも先の、団塊ジュニア世代が高齢者となる2042年に高齢者数が4000万人とピークになり、勤労世代が1200万人以上減り、さらなる深刻な問題(社会医療保険費など)が生じることになりそうです。我々はこの「2042年問題」にどう立ち向かっていくのかを考えなければなりません。

筆者はすでに人口減の流れは止めることができないとし、そのスピードを緩めること、そして提言しているのが、「戦略的に縮む」こと、コンパクトで効率的な国への作り替えです。そのため10の提言をしているのですが、その中で、少子化対策として第3子以降に1000万円を給付するというアイデアがありました。確かにそのくらいのインパクトのある政策をしないと効果はないでしょう。また、非居住エリアを明確化するという考えも書かれていました。いずれにしても大変な未来が待ち受けていることは間違いないようです。

(投稿者:斉藤 揚三)