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風邪に総合感冒薬やうがい薬を使ってよいのか?

風邪のシーズンがやってきました。

患者さんから「総合感冒薬を使ってよいか?」と聞かれることがよくあります。

結論から言うと、使うことはオススメしません。

というのは、総合感冒薬の中には、鼻汁を減らすことを目的としてなのか、抗ヒスタミン薬が入っていることがほとんどだからです。

抗ヒスタミン薬には抗コリン作用があり、抗コリン作用によって、眠気が強くなったり(傾眠)、ふらついて転倒したり、おかしな行動をとったり(せん妄)、尿がでなくなったり(尿閉)することがあります。

特に高齢者では上記の副作用がでやすいので注意が必要です。

そのため当院では風邪の方には、主に漢方薬を処方しています。

また、「イソジンなどのうがい薬を使ってもよいか?」という質問もよくありますが、これは以下の点からオススメしていません。

うがい薬は消毒薬と同じですが、病原菌を殺すだけではなく、常在菌も殺してしまいます。そうすると、消毒薬に耐性のあるさらに強力な病原菌がはびこることになります。

また、うがい薬自体には組織障害性があり、正常な組織を傷めてしまいます。

つまり、うがい薬を使うことは、せっせと喉を傷めつけているようなものなのです。

そもそも、うがいが風邪の治療や予防にどの程度効果的なのかは議論のあるところです。それでもうがいをしたいという人は、うがい薬を使用せずただの水道水で行った方がいいとは言えるでしょう。

(投稿者:斉藤 揚三)