オメガ3
2017.04.11
「オメガ3(スリー)を積極的に取りましょう」などという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。不飽和脂肪酸のオメガ3(スリー)とオメガ6(シックス)は、体内で合成することができないので、食事から摂る必要があります。問題になっているのはそのバランスです。オメガ3とオメガ6の摂取バランスは、1:1~4くらいが理想的と言われています。しかし、現代人は1:10~30という比率になっており、これが、様々な現代病(アレルギー疾患や脳梗塞、心筋梗塞など)を引き起こしていると言われています。
オメガ3とオメガ6は相反する働きをします
オメガ3
豊富に含まれているもの…えごま油、アマニ油、青背の魚油
主な作用…アレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制
オメガ6
豊富に含まれているもの…ベニバナ油、コーン油、ゴマ油、サラダ油
主な作用…アレルギー促進、炎症促進、血栓促進
そこで、オメガ6を控え、オメガ3を積極的に摂るようにする必要があります。現代人にとって、オメガ3系の油は薬のようなものです。
本当はえごま油がよいのですが、値段が高いのが難点です。一方、アマニ油はえごま油に比べ値段が安くなりますが、少しクセがあるのが難点です。しかし、成城石井のアマニ油はクセがなく、使いやすいです(油を選ぶときは、遮光瓶に入っていて低温圧搾されたものが良いです)。
アマニ油は熱に弱いので、加熱調理には使えず、ドレッシングがわりにサラダにかけるという使い方が良いです。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:栄養問題