ラコール抹茶フレーバー
2018.05.23
本日は、2018/6/5に発売となるラコール抹茶フレーバーの試飲会をしました。
商品開発時には高齢者に人気があったようなので、試してみたい患者さんがいれば、処方していきたいと思います。
さて、試飲会の前に、商品説明があったのですが、「蛋白同化抵抗性」の話が興味深かったです。
蛋白同化抵抗性とは、蛋白質を摂取しても、体蛋白の増加が滞る状態を言います。
高齢者は蛋白同化抵抗性があるために、成人よりも蛋白質を積極的に摂らないといけません。(成人では体重1kgあたり1日量として0.8-1.0gの蛋白質の摂取が推奨されるが、高齢者は1.0-1.2gが推奨される)
これが、高齢者ほど肉を食べないといけない理由です!
また、蛋白同化抵抗性を改善させるには、炎症や酸化ストレスを抑える必要があり、そのためには糖質を控えたり、オメガ3系脂肪酸や抗酸化ビタミンを摂取するのが良いです。
さらに、筋肉に抵抗をかける動作を繰り返す「レジスタンス運動」も筋蛋白合成を刺激するので重要です。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:栄養問題