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在宅医療におけるエコーガイド下膝関節穿刺

訪問診療の際に、左膝を痛がり、左膝関節が腫れている患者さんがいました。

エコーを見ながら、膝関節穿刺をしました。

プローブは膝蓋骨の頭側に置きます。膝蓋上嚢に貯留した関節液である低エコーのスペースがみえます。平行法で穿刺します。

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ポケットエコー(Vscan)であっても、針の先端のべベルの向きまで分かります。

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エコーを使わなくても穿刺くらいできるじゃないかという意見もあると思いますが、エコーを使うメリットとしては、

①針の先端が見えるので安心感がある。大腿骨や大腿四頭筋腱に当てずに確実に針を進めることができる。
②関節液がどこにどのぐらい溜まっていて、関節液が抜けていく様子が視覚的に分かります。

この症例では15mlくらいの淡黄色透明の関節液を採取しました。

(投稿者:斉藤 揚三)