左大転子部3度褥瘡の症例
2024.12.02
症例:90代女性 施設入居中
寝たきりの患者さんで、左側臥位の時間が長かったのか、左大転子部に3度褥瘡ができてしまいました。施設ではすでに開放性湿潤療法を開始していました。エアマットレスへの変更を指示しました。
14日後。褥瘡は拡大し、悪化傾向です。エアマットレスにはまだ交換していなかったため、改めて交換を指示しました。
35日後。エアマットレスには変更されていました。
45日後。滲出液が多いとのことで再診。黄色壊死組織をデブリードマンしました。
デブリ後。
63日後。壊死組織がなくなった創は、肉芽の形成が進み、急速に閉鎖しています。
77日後。もう少しです。
91日後。創は閉鎖しました。
経過中、外用薬は一切使用していません。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:褥創治療