救急ばんプラスモイスト
2020.02.10
プラスモイストは創傷被覆材としてとても優れています。
プラスモイストは、傷の浸出液を適度に吸収し、傷を乾燥させず、湿潤治療ができる材料です。湿潤治療とは、傷が早く、きれいに治る治療法です。
使い方としては、傷の大きさに合わせて切って貼り、フィルムやテープなどで固定します。
今回紹介するのは、プラスモイストと固定材がセットになった便利な商品「救急ばんプラスモイスト」です。
救急ばんプラスモイストには、ふつうサイズ、ビックサイズの2種類があります。
パッド部の大きさは、ふつうサイズで13x22mm、ビックサイズで30x35mmです。
つまり、3cm以下くらいの小さな傷であれば、救急ばんプラスモイストで傷を覆うことができます。
当院では、小さな傷であれば、救急ばんプラスモイストを渡して、使ってもらうようにしています。
欠点としては、テープの粘着力が弱いので、すぐに剥がれてしまう点です。そこで、貼った後に、手のひら全体で30秒くらい押し付けて固定すると、テープは剥がれにくくなります。
湿潤治療ができる絆創膏として、救急ばんプラスモイストをお勧めします。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:創傷治療