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林修先生の講演会に行ってきました

3/18(土)に若柳ドリーム・パルで行われた林修先生の講演会に行ってきました。
20170216-154744
会場には、高齢の方が多かったためか、最初は綾小路きみまろ張りの毒舌で笑いをとっていました。途中からは今後の日本の厳しい現状とそれにどう立ち向かっていくかについて熱く語られました。話しのテンポが速く、飽きさせない90分間でした。トップ予備校講師でテレビでも活躍されている、今乗りに乗っている林先生の講演を地元で聞くことができ、とても有意義でした。
以下に要旨を載せておきます。

・戦争直後に生まれた現在の60後半~70歳くらいを「逃げ切り世代」と呼ぶ
・逃げ切り世代は、高度成長にのっかってこれた。仕事も選び放題だった
・これからは人口が減ってくる。(合計特殊出生率 2.1を切ると人口減 1948年は4.4  1961年に2を切ったが国は何の政策もしなかった 1.3になってから対策をとっても遅い=何事もいい時に次のことを考えないといけない!)
AIが発達し10年後、現在の仕事の49%はなくなる(特に事務)
1965高齢化率が6.3%であったのが、東京オリンピックの202030%をこえる
・つまり、人口が減り、仕事が減り、社会保障費の負担がのしかかるのが孫の世代
・今、日本では格差が拡大している 去年、富裕層(資産百万ドル1億)が日本で増えた 世界1位がアメリカでイギリスを超し2位となったのが日本 
・東京のベッドタウンは老人であふれ、ど真ん中(港区、千代田区)で子供があふれている→富裕層がマンションを買っている
・東大に合格する女子がかわいくなっていくのも格差
・東大の学生の親の年収が他の大学に比べ一番高い=小さい頃からお金をかけた子供が東大に行く率が高くなっている
→格差の再生産
・シカゴ大学のヘックマン教授によると、早い時期(2-6)に教育にお金をかけるのが一番投資効果が高い それよりも前、母親のお腹にいるときから勝負が始まっている
・ほとんどの人が交換可能な人材 
・予備校、テレビ業界で生き残ってこれたのは、交換可能という危機感をもって、自分の立場を客観的にとらえ、相手の期待を上回る結果をだしてきたから 林先生でも安泰と思っていない!
・今後の厳しい時代に打ち勝つには3つの「間」が大切時間空間人間
時間 林先生は日曜日の夜に2時間かけて、1週間の予定をシュミレーションする 起こるであろうトラブルを全て書き出す
空間 物を探す時間は最も無駄 自分の内部で管理しないで外にラベルを貼る
人間 林先生に恩師はいない、友人は1人

(投稿者:斉藤 揚三)