褥創(インプラント露出例)
2018.04.16
長期寝たきり状態の患者さんで、右大転子部に褥創ができた方がいました。
右人工股関節術後(再置換術後)の方でした。
インプラントが露出していますが、夏井先生の症例をみていたので、全く驚くことなく、ドレナージさえできていれば大丈夫だと確信していました。
入所先の施設の看護師に、1日1回の洗浄と穴あきポリ袋入りオムツを当ててもらうことにしました。
以下が約1か月後の写真です。
感染徴候もなく、徐々に肉芽が増生してきていました。
その後、結果的に肺炎を合併しお亡くなりになってしまいましたが、このようにインプラントが露出した状態であっても、在宅医療を続けることができました。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:褥創治療