顔面擦過創の症例
2023.01.18
症例:90歳代男性
認知症はあるが、一人暮らしの方。ヘルパーが訪問したところ、顔面が血まみれになっており往診依頼あり。おそらく屋外で転倒したのではないかとのこと。
受傷時
左顔面を中心に擦過創を認めました。左頬部に圧痛あり、骨折も否定できませんでしたが、精査の希望はありませんでした。
創は眼に近い部位だったので、被覆剤を貼るのも難しく、貼ったとしても剥がしてしまいそうでした。デイサービスにはほぼ毎日行っていたので、デイサービスでプロペトをこまめに塗ってもらうようにしました。
4日後
18日後
32日後。
プロペト塗布のみで、約1ヶ月で治癒しました。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:褥創治療