宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
ノベルジン錠について »
最近、低亜鉛血症に対して、亜鉛製剤であるノベルジンという薬が処方できるようになっています。 当院では潜在的な亜鉛不足を積極的に疑い、問診をした上で、疑わしい場合には血中亜鉛濃度も測定しています。そうすると、亜鉛欠乏の方が … “ノベルジン錠について” の続きを読む
NEAT(ニート)について »
ニートと聞くと、仕事をしないでぶらぶらしている人を想像しますが、ここで取り上げるのはNEATです。 NEAT(ニート)とは、Non Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)の略 … “NEAT(ニート)について” の続きを読む
医師も介護保険の仕組みを知っていた方が良い »
医師は疾病の治療だけではなく、介護保険の仕組みも知っていた方が良いです。 病院の整形外科外来を想定して話を進めます。 腰椎圧迫骨折で痛みのため動けなくなっている患者がいた時に、病棟のベッドが空いていないために、自宅に帰っ … “医師も介護保険の仕組みを知っていた方が良い” の続きを読む
死亡診断書にまつわる話 »
以前、役所の方に、私が書いた死亡診断書に不備があり受理できないと言われたとのことで、ご遺族がクリニックに死亡診断書を持ってやってきたことがありました。 ちなみに、死亡診断書の不備でよくあるのが、午後に看取った際に、午後1 … “死亡診断書にまつわる話” の続きを読む
SIRS診断基準の実臨床での使い方 »
施設スタッフに、「患者さんが何℃以上であれば連絡したほうがよいですか?」と聞かれることがよくあります。 一応、「38℃以上になれば連絡してください」などど答えていますが、実際は、医師は熱だけで重症度を判断しているわけでは … “SIRS診断基準の実臨床での使い方” の続きを読む
ねころんで読める新しいリハビリ »
『ねころんで読める新しいリハビリ 上月正博 メディカ出版』 筆者は東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授の上月正博先生です。 この本は、猫のイラストなどがあり、気楽に読める本にも関わらず、とても内容が濃く勉強になり … “ねころんで読める新しいリハビリ” の続きを読む
高齢者救急 »
高齢者救急が難しいのは、高齢者は症状が非典型的であったり、認知症があるとうまく症状を訴えられないなどの点にあります。 例えば、高齢者の肺炎では約1/3で咳や発熱がなかったりします。咳や熱がないからと言って、肺炎は否定でき … “高齢者救急” の続きを読む