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3000万語の格差

『3000万語の格差 ダナ・サスキンド著 明石書店』

筆者は小児人工内耳外科医ですが、同じように手術をして聞こえるようになっても、言葉を理解できる子供とできない子供に分かれました。その違いを追求したところ、3歳までの家庭の言葉環境の違いにたどり着きました。

3歳までに聞く言葉の数を調べた研究によると、専門職についている家庭の子供が4500万語の発語を聞くのに対し、生活保護世帯の子供は1300万語で、3200万語の差があったそうです。

この差が、将来のIQ、語彙、言語処理速度、学ぶ能力、成し遂げ、成功する能力、可能性を最大に発揮する能力に現れます。

脳の発達の大部分は3歳までに終わります。脳の発達は言葉に依っているので、聞く言葉の数が決定的な要因になっていると考察しています。

これは驚くべき結果です。3歳までにどれだけの数の言葉を聞いたかによって、その後の能力に差が出ると言うのです!

言葉を聞かせるのにはお金もかからないので、貧富の差も関係ありません。絵本の読み聞かせが、教育上とても良いことも分かります。

昨今、スマートフォンの画面を見て、子供と話をする時間が少なくなっている親が自分を含め多いように感じます。本書を読んで、これからは積極的に子供に話しかけようと思いました。

(投稿者:斉藤 揚三)