NEAT(ニート)について
2018.08.27
ニートと聞くと、仕事をしないでぶらぶらしている人を想像しますが、ここで取り上げるのはNEATです。
NEAT(ニート)とは、Non Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)の略で、家事や通勤などの日常生活における動作によって産生される熱量のことを言います。
健康のために運動をすることはとても大事ですが、いざ運動しようとして、いきなりランニングなどの激しい運動をすることは勧められません。心筋梗塞を起こすリスクがあったり、膝関節を痛めるかもしれません。
そこで勧められるのは、日常生活の中で上述したNEATを意識的に増やすことです。例えば、エレベーターを使わずに階段を使う、出社や帰宅時に一駅前で降りて歩くなどはよく言われています。スーパーに買い物に行く場合は、わざと遠くに車を止めて歩く距離を増やすなども考えられます。
このように、日常生活の中でいかにこまめに体を動かせるかが大事になってきます。そう考えると、家事も筋トレだと思えてくるので、家事をすることが楽しくなってきます。特に男性は家事を積極的にしたほうがいいです。
アメリカの研究で、女性は結婚すると家事の時間や負担が増え、これが女性のストレスやうつ病に結びついていることが分かったそうです。そして、女性のストレスを減らすためには、男性が女性と同じくらい家事を分担していると女性が感じることが大切なのだそうです。
男性が家事をすることは、運動にもなり、妻の満足度も上がり、いいことずくめなのです。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:リハビリ