宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
サンシュユの花 »
本日、訪問診療で、患者さんの家の庭にあった、サンシュユの切り花をいただきました。 早速、受付に飾らせていただきました。 鮮やかな黄色の花がとてもきれいで、空間全体がパッと明るくなりました。 来院していただいた方にも、春の … “サンシュユの花” の続きを読む
医療・介護現場における正常性バイアス »
正常性バイアスとは、自然災害などの予期しない出来事が起こった際に、「自分は大丈夫」などと楽観的に考え、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまう人間の特性を言います。 東日本大震災の際にも、正常性バイアス … “医療・介護現場における正常性バイアス” の続きを読む
終末期医療って何? »
第9回 栗原市民公開講座「終末期医療って何?」に参加してきました。 第1部 死の現場から生をみつめる~臨床宗教師の活動を通して~東北大学病院 緩和医療部 認定臨床宗教師・栗原市通大寺師弟 金田 諦晃先生 金田さんは東 … “終末期医療って何?” の続きを読む
胃ろう周囲の肉芽の対策 »
胃ろう周囲に不良肉芽(にくげ)ができ、痛みを訴える方がいました。胃ろうにはYガーゼ が当てられていました。 肉芽部分がYガーゼとくっつき、ガーゼ交換の度に出血していました。胃ろうの患者さんではよくある状況だと思います。 … “胃ろう周囲の肉芽の対策” の続きを読む
在宅での褥瘡治療⑤ 最終的な考え方 »
これまで、褥瘡に対する、体圧管理の重要性や、実際の処置の方法などについて書いてきました。 しかし、このような対策をしても、残念ながら褥瘡が良くならない方もいます。 これは、全身状態や栄養状態、血糖コントロールが悪かったり … “在宅での褥瘡治療⑤ 最終的な考え方” の続きを読む
在宅での褥瘡治療④ 体圧管理編 »
前回は開放性ウエットドレッシング療法について書いてきましたが、この方法だけでは治りません。 褥瘡の原因を除去しなければならないからです(むしろ、こちらの方が大事だと思っています)。 それが体圧管理です。 昔は褥瘡予防のた … “在宅での褥瘡治療④ 体圧管理編” の続きを読む
在宅での褥瘡治療③ 処置編 »
褥瘡をラップで治すというラップ療法を提唱したのが鳥谷部俊一先生ですが、ラップ療法は浸出液でムレることが欠点でした。鳥谷部先生はその問題を解決すべく、進化したラップ療法=開放性ウエットドレッシング療法を提唱しました。 これ … “在宅での褥瘡治療③ 処置編” の続きを読む
在宅での褥瘡治療② 理論編 »
褥瘡治療とは、軟膏の種類を変えてみたり、創傷被覆材を変えてみたりすることではありません。 褥瘡を治すには、「なぜ褥瘡ができるのか」、「傷(キズ)が治るということはどういうことなのか」といった、理論的な背景を知っておく必要 … “在宅での褥瘡治療② 理論編” の続きを読む
在宅での褥瘡治療① 症例編 »
当院で診ている患者さんあっても、訪問介護やデイサービス、ショートステイ、入所先の施設などで、ガーゼが当てられたり、消毒されたりと当院で行っていない方法で褥瘡が処置されていることがあります。 そこで、これから数回にわたって … “在宅での褥瘡治療① 症例編” の続きを読む
介護現場におけるスマホの活用 »
訪問診療をしていると、患者さんの吐物や、血尿や血便がついているオムツなどの実物を見せられることがよくあります。 それはそれで情報は得られますが、汚物を長時間保管するという衛生状態の方が気にかかります。 逆に、実際に見たく … “介護現場におけるスマホの活用” の続きを読む