宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
科学的認知症診療 5Lessons »
『科学的認知症診療 5Lessons 小田陽彦 Signe』 この本は、一般臨床医に向けて書かれている認知症診療の本です。非常に読みやすく、実臨床で役立ちそうな記載がたくさんありました。特に良いのが、具体的な数字が載って … “科学的認知症診療 5Lessons” の続きを読む
減薬の一例 »
症例:82歳 女性 既往歴:認知症、高血圧、便秘症、不眠症 当院初診までの経過:グループホームに入所しながら、近医に通院していた。H30.8中旬頃~急激にADLが低下(それまでは排泄が一部介助、食事は自立、手引き歩行でき … “減薬の一例” の続きを読む
未来年表 人口減少危機論のウソ »
『未来年表 人口減少危機論のウソ 髙橋洋一 扶桑社新書』 この本は、ベストセラーとなった、「未来の年表(講談社現代新書)」を意識して書かれていると思われます。「未来の年表」は、将来の日本の人口を予想し、未来に起こりうる … “未来年表 人口減少危機論のウソ” の続きを読む
風邪に総合感冒薬やうがい薬を使ってよいのか? »
風邪のシーズンがやってきました。 患者さんから「総合感冒薬を使ってよいか?」と聞かれることがよくあります。 結論から言うと、使うことはオススメしません。 というのは、総合感冒薬の中には、鼻汁を減らすことを目的としてなのか … “風邪に総合感冒薬やうがい薬を使ってよいのか?” の続きを読む
認知症 一般病院で拘束45%の記事 »
<45%、身体拘束経験 一般病院に入院時 がんセンター調査> 認知症の人が病気やけがで一般の病院に入院した際、45%の人が自由に体を動かせないようにされる身体拘束を受けていたとの調査結果を、国立がん研究センターと東京都医 … “認知症 一般病院で拘束45%の記事” の続きを読む
食生活と身体の退化 »
『食生活と身体の退化-先住民の伝統食と近代食 その身体への驚くべき影響ー W.A.PRICE 恒志会』 この本は、歯科医師のプライス博士が、世界中の先住民の口腔内の状態を調べて報告した本で、1939年にアメリカで出版され … “食生活と身体の退化” の続きを読む
在宅医療におけるエコーガイド下膝関節穿刺 »
訪問診療の際に、左膝を痛がり、左膝関節が腫れている患者さんがいました。 エコーを見ながら、膝関節穿刺をしました。 プローブは膝蓋骨の頭側に置きます。膝蓋上嚢に貯留した関節液である低エコーのスペースがみえます。平行法で穿刺 … “在宅医療におけるエコーガイド下膝関節穿刺” の続きを読む
ガッテン!「認知症の人が劇的変化!”アイコンタクト”パワー全開SP」 »
10/24(水)、NHK『ガッテン!』で当院でも取り組んでいるユマニチュードが取り上げられていました。 ユマニチュードとは認知症の方に対するケアの技法です。 ユマニチュードは4つの柱に、「見る、話す、触れる、立つ」があり … “ガッテン!「認知症の人が劇的変化!”アイコンタクト”パワー全開SP」” の続きを読む
訪問診療における医師と患者の位置関係 »
訪問診療では、患者さんが暮らしているところに出向いて診察するため、あらゆる場所で診察することになります。 その際には、患者さんとの位置関係に注意する必要があります。 心理学において、真正面に対面して視線が合うと、緊張や圧 … “訪問診療における医師と患者の位置関係” の続きを読む
バイタルサインの勉強会 »
本日はとあるグループホームからの依頼で、「バイタルサインの見方や考え方」についての勉強会をしてきました。 昨年度、当院が主催して行った勉強会とほぼ同じ内容です。明日からの仕事に少しでも役立つ事があればと思い、話してきまし … “バイタルサインの勉強会” の続きを読む