宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
踵部褥創の症例 »
症例:80代女性 入退院を繰り返し、寝たきりになった患者さん。施設入居後から当院の訪問診療が開始されましたが、持ち込みの褥創(左踵部3度褥創)がありました。 黒色壊死組織は無視して、OpWT(Open Wet-dress … “踵部褥創の症例” の続きを読む
顔面表皮剥離創の処置 »
症例:90代男性 転倒して、顔面(右頬骨部)の表皮剥離を受傷。 生理食塩水で創を洗浄。 鑷子を使って、剥離した皮膚を伸ばしながら出来るだけ元の位置に戻します。この症例は剥離した皮膚は3つに分かれていました。 医療用テープ … “顔面表皮剥離創の処置” の続きを読む
足趾の皮膚欠損 »
症例:70代男性 浴室で引っ掛けて受傷。左第2趾背側の皮膚が爪を含めて欠損。 湿潤療法を開始。 7日後。 42日後。 70日後。 98日後。 189日後。 (投稿者:斉藤 揚三)
109歳 »
現在、当院の患者さんで最高齢は109歳の女性です。 この方のすごいところは、寝たきりではないことです。 ADLは車椅子レベルですが、簡単なコミュニケーションがとれ、排尿はトイレで行っており、尿失禁もありません。食事は自力 … “109歳” の続きを読む
麻薬を中止した症例 »
症例:80代女性 施設入居中 10年以上前に腰部脊柱管狭窄症で手術を受けたが、腰痛と下肢の痺れが続いていた。その後、ぺインクリニックに通院し以下の投薬を受けていた。 <ペインクリニックでの処方> フェントステープ4mg/ … “麻薬を中止した症例” の続きを読む
減薬により精神状態が安定した症例 »
症例:80代女性 施設入居中 要介護4 既往歴:冠動脈バイパス術、洞不全症候群、ペースメーカー植え込み術後(電池切れ)、口舌ジスキネジア 在宅医療に至った経緯:脂質異常症、便秘症、甲状腺機能低下症、低カリウム血症、認知症 … “減薬により精神状態が安定した症例” の続きを読む
大腿皮下膿瘍の症例 »
症例:80代女性 左大腿外側が腫れて痛がっているとのことで往診依頼あり。 発赤部にエコーを当てると、皮下に低エコー域を認め、深さは約2cm程度でした。 大腿皮下膿瘍と診断。抗生剤を点滴し、局所麻酔後、切開排膿。 翌 … “大腿皮下膿瘍の症例” の続きを読む