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カテゴリー:漢方薬

宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。

COVID-19に麻黄附子細辛湯 »

2023.01.23

当院の訪問診療を受けている患者さんの中でも、COVID-19に感染する患者さんが増えてきています。 数えてみたところ、R5.1.1〜1.23までで、16名の感染患者さんがいました。 当院ではCOVID-19に対して、薬を … “COVID-19に麻黄附子細辛湯” の続きを読む

多愁訴に半夏厚朴湯が著効した症例 »

2022.05.25

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)はいわゆる「ヒステリー球」という、喉に何かが詰まったような違和感に効くとされている漢方薬です。 当院の患者さんで、半夏厚朴湯がよく効いた患者さんがいたので報告します。 症例:90代女性 診 … “多愁訴に半夏厚朴湯が著効した症例” の続きを読む

抑肝散 処方の際の注意点 »

2020.01.21

認知症の行動・心理症状(BPSD)に対して、漢方薬の抑肝散が効くことが知られており、当院でもよく処方しています。 しかし、BPSDがあれば、なんでもかんでも抑肝散を処方すればよいわけではないので注意が必要です。 抑肝散は … “抑肝散 処方の際の注意点” の続きを読む

風邪に葛根湯を処方する? »

2019.12.24

風邪に対する漢方薬として有名なのは葛根湯です。 しかし、漢方薬は病名に対して使うのではなく、その人の体質や状況に合ったものを選ばないといけません。 葛根湯は「体力が中等度以上で、風邪の引き始めでゾクゾク寒気がして、汗をか … “風邪に葛根湯を処方する?” の続きを読む

鼻涙管閉塞症に対する漢方薬治療 »

2019.10.18

鼻涙管閉塞症:涙は鼻涙管を通って鼻腔へと流れ込みますが、何らかの原因で鼻涙管が閉塞してしまうと、常に涙が出て止まらなくなります(これを流涙と言います)。 治療は、物理的に鼻涙管を開通させることですが、鼻涙管に金属の棒を通 … “鼻涙管閉塞症に対する漢方薬治療” の続きを読む

在宅診療に役立つ漢方診療 »

2019.03.31

糖質制限推進派Drであるたがしゅう先生がYouTubeで「在宅診療に役立つ漢方診療」の講演をupしています。 在宅医療に従事している方はぜひ見てみて下さい。 講演の中で、「漢方薬は病名ではなく症状に対して処方できるので、 … “在宅診療に役立つ漢方診療” の続きを読む

がん患者さんの口内炎の治療について »

2018.04.11

がん患者さんは、抗がん剤や放射線治療などにより、口内炎(口腔粘膜炎)ができやすい状態になっています。 口内炎の治療はというと、一般的に軟膏や痛み止めなどになりますが、効果はいまひとつです。 今回は、当院が勧める2つの治療 … “がん患者さんの口内炎の治療について” の続きを読む

こむら返りに芍薬甘草湯 »

2018.01.24

こむら返りに用いる漢方薬で有名なものに芍薬甘草湯があります。 あまりにも有名なために、普段漢方薬を処方しない先生であっても、こむら返りの第一選択薬として処方されることが多いです。 こむら返りがおきている時に内服すれば、5 … “こむら返りに芍薬甘草湯” の続きを読む

寝たきり高齢者の便秘時の漢方薬 »

2018.01.17

井齋偉矢先生の漢方薬の講演の中で、最近は特養に入所しているような高齢者の便秘には桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が喜ばれるので、麻子仁丸(ましにんがん)から桃核承気湯に変えているというお話がありました。便秘に対する漢方 … “寝たきり高齢者の便秘時の漢方薬” の続きを読む

抑肝散の介護者同服 »

2018.01.15

抑肝散はもともと小児の夜泣きやひきつけなどに使われていましたが、その応用で、最近は認知症の高齢者のBPSDに対してよく使われるようになりました。 抑肝散には「子母同服」という飲ませ方があり、これは子供が夜泣きをしていると … “抑肝散の介護者同服” の続きを読む