めまいがハイドロリリースで改善?
2021.01.27
「後頚部圧痛、複視、めまいを呈し後頚部のハイドロリリースにて改善する症候群」が報告されました。
症例では、頭半棘筋、大後頭直筋のハイドロリリースをしています。
後頭下筋群と外眼筋は共同的に働いており、後頭下筋群にコリが生じると、SEM(衝動性眼球運動)が生じ、めまいや複視が生じるのではないかと考察しています。
この部位はK点や頭痛・眼精疲労のツボである風池(ふうち)と解剖学的に近く、興味深いです。
めまいの患者さんを診た場合、後頸部の圧痛を確認し、圧痛があれば、同部位のハイドロリリースをしてみても良いかもしれません。
(投稿者:斉藤 揚三)
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