宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
「転倒も 薬飲み過ぎの副作用」の記事 »
本日、yahooニュースの科学版にポリファーマシーの記事が載っていました。 ポリファーマシーとは薬剤の多剤併用により有害事象が起こっている状態をいいます。当院ではできるだけ不必要な薬を減らせないかを考えながら診療していま … “「転倒も 薬飲み過ぎの副作用」の記事” の続きを読む
ビスホスホネート薬による非定型大腿骨骨折 »
ビスホスホネート薬というのは骨密度上昇効果・骨折予防効果が高く、エビデンスもある薬ですが注意も必要です。 ビスホスホネート薬は骨吸収を抑制する薬剤です。 ビスホスホネート薬を長期で使っていると、骨密度は上昇し骨は固くなり … “ビスホスホネート薬による非定型大腿骨骨折” の続きを読む
ビスホスホネート薬の長期投与 »
骨というのは代謝していて、破骨細胞が古い骨を壊し(骨吸収)、骨芽細胞が新しい骨を作っています(骨形成)。 ビスホスホネート薬は骨吸収を抑制する薬剤です。 骨形成はそのままで骨吸収を抑制するので骨は丈夫になります。 つまり … “ビスホスホネート薬の長期投与” の続きを読む
寝たきりよりも座りきり »
2016/11/17 日本慢性期医療協会の武久会長が、寝たきりの患者を半分に減らすために、10カ条のスローガンを発表しました。 その8に「寝たきりよりも座りきり」というスローガンがありました。座ることにより心肺機能に負荷 … “寝たきりよりも座りきり” の続きを読む
在宅医療で転倒を予防するためにできること »
転倒を予防するために、在宅医療で介入できることを書いていきます。 ①減薬 内服薬が5種類以上だと優位に転倒リスクが上がることが分かっているので、できるだけ減薬します。(OR4.5,95%CI:1.7~12.2) ②転倒の … “在宅医療で転倒を予防するためにできること” の続きを読む
当院で使用しているビスホスホネート薬 »
骨粗鬆症治療において経口ビスホスホネート薬はよく使われていると思います。というのも、他の治療薬と比べて治療効果が高いからです。 経口ビスホスホネート薬を処方するのであれば、ガイドラインで推奨グレードがオールAのアレンドロ … “当院で使用しているビスホスホネート薬” の続きを読む
高齢者の転倒予防 »
転倒に対する運動介入の効果 Sherrington C, Whitney JC, Lord SR, Herbert RD, Cumming RG, Close JC. Effective exercise for the … “高齢者の転倒予防” の続きを読む
座り続ける生活で死亡リスク増 »
座り続ける生活で死亡リスク増、「30分毎に運動を」 米研究 日常生活の中で座って過ごす時間が長過ぎると、早死にするリスクが高くなるという研究結果を、米国のチームが11日に明らかにした。一度に連続して座る長さが30分間を超 … “座り続ける生活で死亡リスク増” の続きを読む
在宅医療における胃ろう交換の方法 »
胃ろうが造設されている患者さんは寝たきり状態の方が多いため、交換の度に病院に通院するのも大変です。 そこで、当院ではできるだけ在宅で交換できる方は交換するようにしています。 注意していることは、 初回交換はトラブルが多い … “在宅医療における胃ろう交換の方法” の続きを読む
デパス依存について »
デパスはベンゾジアゼピン系抗不安薬です。 精神科の先生が言うには、デパスは依存を作る最悪な薬なのだそうです。 デパスは短時間型で半減期が6時間と短いです。よく効いてすぐに効果が切れるために依存を作ってしまいます。 そのた … “デパス依存について” の続きを読む