宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
足背の低温熱傷の症例 »
80代女性。湯たんぽで左足背の低温熱傷を受傷しました。 すでに、ハイドロコロイド被覆材が貼られていました。 2週間後の診察時に、「火傷がひどくなった」と言われました。これは火傷が深くなったわけではなく、最初から深かった火 … “足背の低温熱傷の症例” の続きを読む
アカハライモリ »
患者さんのご家族から、アカハライモリをみせてもらいました。 名前の通り、お腹が赤いイモリでした。 田んぼの周りの草刈りをしている際に捕まえたとのこと。毒をもっているので、放すつもりとのことでした。 調べてみると、アカハラ … “アカハライモリ” の続きを読む
高齢者の腹部の皮膚炎 »
高齢者において、腰が高度に曲がっている場合(亀背と言います)、腹部の皮膚が折りたたまれるように重なり、垢や汗により雑菌や真菌が繁殖し皮膚炎を起こすことがあります。乳房の下も同じようにただれやすいです。特に汗をかきやすい、 … “高齢者の腹部の皮膚炎” の続きを読む
2021/05 診療風景 »
当地では田植えが始まっています。 栗駒山が田んぼの水面に映り、まるでウユニ塩湖のようだと思い、診療途中に写真を撮ってみました。
自家製の卵油 »
当院で訪問診療をしていて、最近100歳を迎えた患者さんがいます。 長生きの秘訣をお伺いしたところ、何十年も前から自家製の卵油を飲んでいるとのことでした。 実物を見せてもらいました。 卵油とは、卵の黄身の部分を長時間炒るこ … “自家製の卵油” の続きを読む
整形外科薬の減薬 »
症例:80代男性 在宅医療に至った経緯:6年前に腰部脊柱管狭窄症の手術を受けた。脱水症や誤嚥性肺炎で入院したことで廃用が進み、通院が困難になり在宅医療を希望された。 初診時のADL:車いすに一部介助で移乗し、自走できる … “整形外科薬の減薬” の続きを読む
敗血症は皮膚を診る »
敗血症の定義は、「感染症で臓器障害が起きていること」です。 敗血症は早く対応しなければならず、そのためには、臓器障害が始まっている徴候を見抜かなければなりません。バイタルサインに加えて、身体所見としては、意識障害、尿量低 … “敗血症は皮膚を診る” の続きを読む
体温37℃台の敗血症 »
症例:中心静脈栄養をしている80代男性。尿道カテーテル長期留置中。腎盂腎炎で2回入院歴あり。自宅で療養中。 夜間に37.3℃の発熱がみられるとご家族から電話がありました。 他のバイタルサインを確認すると… 血圧120/9 … “体温37℃台の敗血症” の続きを読む
プライマリ・ケア医のための心房細動入門 »
『プライマリ・ケア医のための心房細動入門 小田倉弘典 日経BP』 訪問診療をしていると心房細動をよくみますが、それもそのはずで、高齢化社会に伴い心房細動の患者数は増加しており、心房細動患者の50%以上は75歳以上とのこと … “プライマリ・ケア医のための心房細動入門” の続きを読む
紹介状の書き方 »
日整会広報室ニュース第124号(令和3年1月15日)を読んでいたら、良い記事がありましたので、抜粋させていただきます。 紹介状は、 ①患者の人柄・職業・家族 ②病歴のポイント、当科の診断・検査所見および治療 ③入院時と退 … “紹介状の書き方” の続きを読む