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ブログトップ > 「 呼吸 」 をどう評価するか?

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「 呼吸 」 をどう評価するか?

看護師に「呼吸状態はどうですか?」と聞くと、「サーチ(SpO2)は98%です」のような回答が返ってくることが多いです。

しかし、もし測定機器(パルスオキシメータ―)がなかったら、呼吸状態をどのように評価するのでしょうか?

ちなみにパルスオキシメータ―は指先の皮膚を流れる動脈血酸素飽和度を測定するものなので、指先の血の巡り(末しょう循環)が悪い患者さんではしばしば「 測定不能 」となります。

パルスオキシメータ―は確かに便利で素晴らしいものですが、そのような欠点(末しょう循環が悪いと信頼できない)もあるわけですし、機器に頼り切った呼吸の評価法はプロとしてふさわしいものではありません。

私からすると、パルスオキシメーターの数字はあくまでも参考データという認識です。

呼吸は

「規則正しく呼吸をしているか?」という呼吸様式

「呼吸は正常(速くも遅くもない)か?」という呼吸数

「唇や指先が紫がかっていないか?」というチアノーゼ所見

という「身体所見」で評価します。

測定機器からではなく、「 生の患者 」から所見を取るクセをつけるようにしましょう。

 次回は、実際に所見を取る方法を詳しく説明する予定です。

(投稿者:斉藤 群大)