ユマニチュードの研修会に参加してきました
2017.06.05
2017.6.3~4 東京医療センターで行われたユマニチュード入門コースに参加してきました。
ユマニチュードとは、高齢者とくに認知症患者さんに対する、知覚・感情・言語によるコミュニケーションの技法です。
このコースは看護師や介護士が主な対象でしたが、普段の診療にユマニチュードを取り入れられるのではないかということ、また、職員に指導もできるのではないかと考え受けてみました。
実際受けてみて、実践的な内容でかなり勉強になりました。講義→演習の繰り返しの中で、ユマニチュードの4つの柱(見る、話す、触れる、立つ・歩く)と5つのステップをたたきこまれました。
事前に本「ユマニチュード入門」を読んでユマニチュードについて分かった気でいましたが、全く分かっていませんでした。
ユマニチュードは、これからますます高齢化が進む日本において、あらゆる職業の人に必要とされる技術であると思います(実際、救急隊、学校の先生、ホテルの従業員などにも役に立っているようです)。少なくとも、患者さんのケアの主体となる看護師や介護士や家族は絶対に知っておくべき技術だと思います。
患者さんに対する優しい気持ちだけでは駄目で、学ばなければならないのです。
(投稿者:斉藤 揚三)
カテゴリー:講演会・学会