宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
在宅医療におけるジクトルテープの使用経験 »
ジクトルテープ75mgはNSAIDs(ジクロフェナクナトリウム:ボルタレン®︎)の経皮吸収製剤です。 NSAIDsの貼付薬としてはロコアテープがあり、ロコアテープは湿布のように痛いとろに貼る局所作用型ですが、ジクトルテー … “在宅医療におけるジクトルテープの使用経験” の続きを読む
カロナール錠500mgの錠剤形状の変更について »
2021/8/31 解熱鎮痛薬「カロナール錠500mg」の錠剤形状の変更が発表されました。 https://www.ayumi-pharma.com/upd/med/doc/145/CA_info_2108.pdf カロ … “カロナール錠500mgの錠剤形状の変更について” の続きを読む
アムロジンの意外な副作用 »
カルシウム拮抗薬であるアムロジピン(商品名:アムロジン、ノルバスク)は降圧薬としてよく処方されますが、意外な副作用があるので注意が必要です。このことを知らないと、薬の副作用を薬で抑えようとする、いわゆる「処方カスケード」 … “アムロジンの意外な副作用” の続きを読む
ベルソムラ錠からデエビゴ錠への変更について »
昨今、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の問題(依存、認知機能低下、転倒リスク増など)が言われるようになってきており、それに代わる睡眠薬として、より副作用が少ないタイプの睡眠薬を処方しています。 そのなかの一つに、オレキシン受容体 … “ベルソムラ錠からデエビゴ錠への変更について” の続きを読む
エンレスト錠の講演会 »
2021/2/4 栗原中央病院循環器内科 矢作浩一先生の「エンレスト錠の様々な使用経験からの考察~50症例を踏まえて~」というWeb講演を受けました。 講演は、心不全の考え方と治療方法、エンレスト錠の機序と文献的な考察、 … “エンレスト錠の講演会” の続きを読む
エルデカルシトールによる高カルシウム血症について »
2020年10月にPMDA(医薬品医療機器総合機構)から「エルデカルシトールによる高カルシウム血症と血液検査の遵守について」という文章が配布されました。 このような文章が配布される背景には、エルデカルシトールによる高カル … “エルデカルシトールによる高カルシウム血症について” の続きを読む
高齢者の薬の量の調整について »
高齢者は腎機能が低下している方が多く、腎臓で代謝される薬を内服した場合、薬の血中濃度が上がってしまうため、腎機能によって薬の量を調整する必要があります。 腎機能低下時に最も注意の必要な薬剤投与量一覧 日本腎臓病薬物療法学 … “高齢者の薬の量の調整について” の続きを読む
高齢者に対するモビコール配合内用剤の使用経験 »
浸透圧性下剤としては酸化マグネシウムを処方し、特に問題は感じていませんでしたが、昨今、高マグネシウム血症の問題が言われるようになってきています。 ※血清マグネシウム濃度と症状 血清Mg濃度(mg/dL) 症状 4.9~ … “高齢者に対するモビコール配合内用剤の使用経験” の続きを読む
イノラスに新フレーバーが発売されました »
2020/8/3 経腸栄養剤イノラスに、コーヒーフレーバー、いちごフレーバーが新発売されました。 これで、イノラスはヨーグルト、りんご、コーヒー、いちごの4種類のフレーバーとなりました。 イノラスは1ml当たりのカロリー … “イノラスに新フレーバーが発売されました” の続きを読む
フェントステープの適応拡大について »
2020/6/29 経皮吸収型の持続性疼痛治療薬「フェントステープ」のオピオイド鎮痛剤未使用がん疼痛患者への使用が承認されました。 今までは、フェントステープの処方には「他のオピオイド鎮痛薬から切り替えて使用する場合に限 … “フェントステープの適応拡大について” の続きを読む