宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
手指の筋力評価のまとめ »
仙塩利府病院で大変お世話になった手の外科の長谷川和重先生の講演を最近受けました。手指の筋力評価のポイントが特に勉強になりましたので、忘備録としてまとめてみました。 手のしびれを訴えられたときに、末梢神経疾患か頚椎疾患かの … “手指の筋力評価のまとめ” の続きを読む
寝たきり患者の浮腫の確認 »
医師国家試験から学ぶシリーズ? 104F5 寝たきり患者に浮腫がないか確認したい。 軽度の浮腫を見逃さないために診察する部位はどれか。 a 前額部 b 手背部 c 仙骨部 d 前脛骨部 e 足背部 解答:c 重力により体 … “寝たきり患者の浮腫の確認” の続きを読む
猫を探しています! »
うちで飼っていた猫がいなくなってしまい、1週間くらい経ちました。 見かけた方、保護された方は当院までご連絡をお願いします! 黒色で、白い靴下を履いたような猫です。人なつっこい性格です。
服薬調整により歩行状態が改善した症例 »
症例:80代女性 在宅医療に至った経緯:近医に通院していたが、徐々に歩行が困難になったため通院が難しくなり、当院に訪問診療が依頼された。 初診時の状態:初診の半年前から歩行が難しくなっていた。シルバーカーで室内を少し歩行 … “服薬調整により歩行状態が改善した症例” の続きを読む
歩けていれば骨折は否定できるか? »
高齢者が転倒して股関節を痛がっていれば、大腿骨近位部骨折を疑います。 大腿骨近位部骨折の場合、救急外来にこのような姿勢でストレッチャーで運ばれてくることがほとんどです。 しかし、大腿骨近位部骨折を受傷したにも関わらず、歩 … “歩けていれば骨折は否定できるか?” の続きを読む
高齢者に首を寝違えたと言われたら »
高齢者が朝になって首の痛みや首が回らなくなったことを自覚し、「首を寝違えたようだ」と言って来院することがあります。 それは首の寝違えではなく、頚椎の偽痛風(Crowned dens syndrome)かもしれません。 今 … “高齢者に首を寝違えたと言われたら” の続きを読む
主訴:立ち上がれない »
症例:認知症があり独居の80代男性 ADLは自立歩行レベルですが、ふらつきがみられています。ヘルパーとデイサービスを利用しながら、自宅で生活していた患者さんです。 とある日曜日にヘルパーが訪問したところ、こたつから起き … “主訴:立ち上がれない” の続きを読む
偽痛風のまとめ »
「偽痛風(ぎつうふう)」はピロリン酸カルシウムが関節内に沈着する結晶性関節炎です。 高齢者に多い疾患(発症年齢はほとんどが60歳以上)なので、高齢者の発熱時には、鑑別に挙げておく必要があります。 整形外科勤務医時代に、入 … “偽痛風のまとめ” の続きを読む
足趾の潰瘍の症例 »
症例:90代女性。寝たきりで施設入居中。 糖尿病でインスリン使用中。90代ということもあり、HbA1cは7,8%台程度でコントロールしていた。 左第3趾基部に潰瘍ができました。通常であれば切断術の適応になるかもしれません … “足趾の潰瘍の症例” の続きを読む