宮城県栗原市で訪問診療をしています。日々の訪問診療の中で気がついたことなどを発信しています。当ブログの記事を参考にしたり、真似たりすることによって生じたいかなる不利益に対しても、当院では責任を負いかねます。また、個別の医療相談にも応じられませんのでご了承ください。
医師も介護保険の仕組みを知っていた方が良い »
医師は疾病の治療だけではなく、介護保険の仕組みも知っていた方が良いです。 病院の整形外科外来を想定して話を進めます。 腰椎圧迫骨折で痛みのため動けなくなっている患者がいた時に、病棟のベッドが空いていないために、自宅に帰っ … “医師も介護保険の仕組みを知っていた方が良い” の続きを読む
死亡診断書にまつわる話 »
以前、役所の方に、私が書いた死亡診断書に不備があり受理できないと言われたとのことで、ご遺族がクリニックに死亡診断書を持ってやってきたことがありました。 ちなみに、死亡診断書の不備でよくあるのが、午後に看取った際に、午後1 … “死亡診断書にまつわる話” の続きを読む
SIRS診断基準の実臨床での使い方 »
施設スタッフに、「患者さんが何℃以上であれば連絡したほうがよいですか?」と聞かれることがよくあります。 一応、「38℃以上になれば連絡してください」などど答えていますが、実際は、医師は熱だけで重症度を判断しているわけでは … “SIRS診断基準の実臨床での使い方” の続きを読む
ねころんで読める新しいリハビリ »
『ねころんで読める新しいリハビリ 上月正博 メディカ出版』 筆者は東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授の上月正博先生です。 この本は、猫のイラストなどがあり、気楽に読める本にも関わらず、とても内容が濃く勉強になり … “ねころんで読める新しいリハビリ” の続きを読む
高齢者救急 »
高齢者救急が難しいのは、高齢者は症状が非典型的であったり、認知症があるとうまく症状を訴えられないなどの点にあります。 例えば、高齢者の肺炎では約1/3で咳や発熱がなかったりします。咳や熱がないからと言って、肺炎は否定でき … “高齢者救急” の続きを読む
ショパン・ワルツOp.64-2を弾きました。 »
7月22日にピアノの発表会があり、ショパン・ノクターンOp.9-2を弾きました。 あれこれ気を付けようと思っていたのですが、緊張もあり、間違わずに弾くのが精いっぱいでした(実際にはいっぱいミスをしていますが・・・)。 拙 … “ショパン・ワルツOp.64-2を弾きました。” の続きを読む
病気スレスレな症例への生活処方箋 »
『病気スレスレな症例への生活処方箋 浦島充佳 医学書院』 この本は、病気になりかけている患者さんに、いかに生活指導をしていくのかについて書かれています。本書が対象としている病気スレスレの人でなくても、病気の人でも生活指導 … “病気スレスレな症例への生活処方箋” の続きを読む
がん治療における緩和ケアの重要性 »
栗原市医師会学術講演会 2018.7.19 「がん治療における緩和ケアの重要性」 東北大学大学院医学系研究科 緩和医療学分野 教授 井上 彰 先生 講演では、早期に緩和ケアを導入するメリット、過剰輸液の問題、基本を押さえ … “がん治療における緩和ケアの重要性” の続きを読む
手荒れにハンドクリーム!? »
手荒れにハンドクリームを使っている方は多いと思います。ハンドクリームを塗ると、手がすべすべしていかにも皮膚が守られているように感じます。しかし、実際はそのハンドクリームがさらに手荒れをひどくしていたとしたら、どうしますか … “手荒れにハンドクリーム!?” の続きを読む
老衰からの復活! »
症例:96歳女性 既往歴:アルツハイマー型認知症、狭心症、慢性心不全、高脂血症、右大腿骨転子部骨折術後 当院初診までの経過:H30年2月中旬頃から徐々に歩行器歩行が難しくなってきていました。H30年3月末頃より、食欲不振 … “老衰からの復活!” の続きを読む